「錦映」の正式名称は「錦鶴映画劇場」といい、映画館となる以前は
「若葉座」という名前でした。
＊情報提供：津山鴎会@福会長さん・とりあえず774さん
（「中原行夫の部屋」の管理人さんからの情報とのことです。）

　昔は日活ロマンポルノなどを上映していたそうです。
私が子どもの頃は、ジプリ作品、劇場版ドラえもん、
東映まんがまつりなどのアニメや、「子猫物語」、
「子ぎつねヘレン」などの子ども向け映画を
上映していました。

　ここは、私が生まれて初めて映画館で映画を観た
思い出の場所でもあります。
歳がバレそうですが、初めて観たその映画は
「ドラえもん　のび太と竜の騎士」でした。
それからは、毎年のようにドラえもんは観に行って
いましたね。
上映中に例のテーマソングが流れると、子どもたちがみんな
熱唱するんですよ。私は恥ずかしくて歌えませんでしたが。
来館者限定のドラグッズ、今でも数点残ってます。
懐かしいですねえ。

　そういえば、ここで「もののけ姫」上映最終日、映画館の人に
サンのポスターを本当は1枚300円のところ、「最終日だから」と
無料でもらったりもしたなぁ。
　本当にいろんな思い出がある映画館です。

　最後の上映作品は「崖の上のポニョ」だったそうです。
最後の最後まで、子どもたちを楽しませてくれました。

昔は屋上に観覧車やコースターなどの遊園地があり、
子どもたちを楽しませていたそうです。

昔の明宝ビルは、それはそれは盛況で、屋上にあった「観覧車」というのは
飛行機の乗り物の事なんですが、
建物からはみ出て回るもんですから、
ちょっと怖かったんだそうです。
情報提供：ちっちゃんさん

「東宝」はビルの１Fに入っており、
主な上映作品は「七人の侍」などの
邦画だったそうです。
いつ頃かは不明ですが、随分前に
閉館したようです。

　一方「明宝」は、「シェーン」、「ベン・ハー」などの洋画を上映してました。
母の話によると、「シェーン」上映時には、例のラストシーンが描かれた
看板がビルにかかっていたのが印象的だったそう。

　私がここで初めて観た映画は「ロストワールド　ジュラシック・パーク」で、
恐竜がガバッ！と地面から出てきたシーンにビックリしたりしました。
「タイタニック」を友人と酔いながら観たり、
夫との初めてのおデートで「ハムナプトラ2」を観たり。

・・・それから数年後。
「錦映」と同年の2008年7月に閉館しました。

「最新の映画も、津山にくるのは1ヵ月後」
なんて言われていたけど、それでよかったなぁ。
いまどきのシネコンには無い、あの古めかしい
「映画館」が、私の中ではなんとなく誇りでした。

ここには、「冨士映画劇場」という「東映」の前身となった劇場があり、
のちに東映株式会社の経営で、映画館「東映」がオープンしました。
情報提供：とりあえず774さん

また、約３０年前には「東映」にゲームセンターが併設されてたそうです。
情報提供：津山鴎会@福会長さん

1989年の「東映まんがまつり」のパンフレットが
あったのを思い出したので、UPしておきます。
（ちなみに'93年のもあります。）

もともと、ここには明治18年に誕生した「新地座」という芝居小屋があり、
昭和27年、映画館「協映」になったそうです。
主に石原裕次郎・小林旭出演作品を上映されていたそうですが
残念ながら昭和六十三年に閉館されました。
情報提供：とりあえず774さん

また、東宝がなくなったあとと予想されますが、「ゴジラ」も
上映していたそうです。
石原裕次郎・小林旭作品を上映されていたとのことですので
協映はもともと日活系の映画館だったのでは、との事です。
また、大映映画も上映されていたそうです。
情報提供：津山鴎会@福会長さん

昭和30年ごろと思われますが、「二十四の瞳」がここで上映されたそうです。
同作品の配給は松竹でしたので、津映は松竹系の映画館だったのではないでしょうか。
情報提供：津山鴎会@福会長さん