岡山・津山特集
岡山の名物
 メジャーどころからマイナーなものを思いついたらご紹介。
なお、大半の項目においてWikipediaを参考にしています。
その他参考にしたものは、各項ごとに別に表記してあります。

※50音順です

あ行

海の学習(うみのがくしゅう)

岡山県在住の、大半の小学生が体験した恐怖の学校行事。
玉野市に「渋川青年の家」という施設があり、そこで毎年
県内の小学5年生達が、1泊2日の海事研修をするのです。
施設の目の前には渋川海岸と瀬戸内海が広がり、ここで「地引網」、
「カッター研修」など、まさに「海の学習」が行われます。
その他、体育館で他の学校の子達と交流してみたり、レクリエーションをしたり
近くの水族館で、でかい鯨の骨を見たり、まぁ、いろんなイベントが目白押し。
当然のことながら、テレビや漫画などの娯楽は一切無し。
寝るときの布団の出し入れは全てセルフサービス。
皆で早く寝て、皆で早く起きる。
掃除はもちろん「来た時よりも美しく!」(無理)
普段ヌルい生活を送っている者にとっては、ここはまさに
恐怖の体験だったでしょう。
私もその一人でした。

カッターで疲労困憊、サンダルが指股に食い込んで痛かった、魚がキモかった
リネン室ってなんだ、怪談に恐怖した、他校の生徒にからまれた・・・
色んな思い出が多くの県民に刻み込まれていることでしょう。
しかし、そんな思い出はきっと「おわカレー」で締めくくられているはずです。

短いようで、本当に長い1泊2日でしたね。
ところで、手旗信号像の怪談とか、●号室は出るとか、何でいつの時代にも
どこの学校でも、言い伝えられているんでしょうか。

参考サイト
岡山県渋川青年の家ホームページ


岡本太郎(おかもとたろう)

岡山駅構内に何故かある、岡本太郎氏作の「躍進」というタイトルの壁画。
通称「岡本太郎」と呼ばれ、以前は新幹線改札口前のエレベーター下にあり
待ち合わせ場所として最適な「目印」でした。
現在は「サンフェスタ岡山」の中央にあるそうです。

―使用例―
「ほんなら、岡本太郎で待ち合わせな。」
(それでは、岡本太郎の壁画の前で待ち合わせましょうね。)


大手饅頭(おおてまんぢゅう)

岡山土産の代表格。餡子のお饅頭。
その歴史は古く、1837年に登場。(大塩平八郎の乱と同年。)
他県へのお土産はもちろん、親しい人への贈り物にも最適。
県民に長く愛されているお菓子です。
工場直営店では、出来立てのあつあつが食べられます。

管理人は以前、今はなき「おかやま社会保険センター津山」で
行われていた「ゴスペル」というセミナーを受けていました。
その授業中に講師の先生から聞いたのですが、その先生は
ゴスペル関係でイタリアへ行くとき、必ずこの大手饅頭を
お土産としてたくさん買っていくのだそうです。
イタリア人にも大うけらしく、すぐに無くなってしまうとの事でした。
もはや世界レベルのお土産です。

か行

吉備団子(黍団子)(きびだんご)

岡山県の代表的なみやげ物。
県内の様々な菓子店が製造、販売している。
中には「きび団子」といいつつ、原料に一切きびを使用していない
菓子もあるので要注意。
おいしいきび団子と、そうでないきび団子の差が激しいので
その見極めが難しいところでもある。

近年ではマスカット味のきび団子や、生チョコ風きび団子など
バリエーションにとんだものが販売されている。

なお、岡山の生命線「桃太郎」が持っていたといわれる黍団子
とは直接関係はないそうだ。
近現代になり、駅の売店で岡山県特産品である黍団子を売り出す際に
「桃太郎」と「きび団子」を無理矢理コラボさせ売り出した事で
「岡山」=「吉備団子」=「桃太郎」の図式が出来上がったということらしい。

他県では「岡山県では道端にきび団子が落ちている」という
噂話がまことしやかに囁かれているが、もちろんガセビアである。


京山ロープウェー遊園(きょうやまろーぷうぇーゆうえん)

岡山市内にあった遊園地。
この遊園地、京山の頂上にあったため、ロープウェー(全長160m)でアクセス
するというシステムでした。
一般道からも、山の上に建つ白い円筒状の展望台や観覧車がよく見え、
「遊園地だ!」と子ども心をくすぐったもんです。
現役時代、展望台部分は景色を360度見渡せるよう、ゆっくりと廻っていました。
園内には観覧車やメリーゴーランド、ジェットコースターなどおなじみの遊具が
設置されていて、バブル当時は盛況だったようです。
また、「ドラゴンボール」のセル画展開催や、お化け屋敷などのテレビCMも
流れていました。お化け屋敷などは本当に怖そうに見えたものです。
しかし、今はなきチボリ公園にお客を取られ、残念ながら1998年に閉園。
その翌年に「岡山スカイガーデン」として再オープンしたものの、施設老朽の
ため、2007年再び閉園。
閉園の原因は、施設の古さもですが、駐車場の少なさも大きかったでしょうね。
池田動物園とならんで人気のあった遊園地ですが、現在はその外形を留める
ばかりとなっています。


国道53号線(こくどうごじゅうさんごうせん)
鳥取県鳥取市と、岡山県岡山市市街地をむすぶ国道。
起点は岡山市の大雲寺交差点で、終点は鳥取市の秋里交差点。
岡山県内では、奈義町・津山市・美咲町・久米南町・岡山市を通る。

津山市民にとって、岡山市へ向かうための一番メジャーな道路。
「53号」といえば、大抵の津山市民が、高尾あたりから
辛香(からこう)峠周辺を思い浮かべる・・・と思う。
道路のほとんどが片道一斜線だが、目立った渋滞は少なく
信号も少ない為、利用者は多い。

〜その他、豆(?)知識
・津山市内では、国道53号と179号、429号が重複している区間がある。
429号は、美咲町方面から津山市高尾の高尾交差点(「うどん一番」とか
ローソンがある交差点。)で53号に合流し、津山市高野の高野交差点
(うどん「大立」や高野保育園がある交差点。)で勝央町方面へ分岐する。
179号は、鏡野町方面から院庄→新境橋北詰→一方交差点(パチンコ
「ローマ」周辺)から53号と合流し、河辺の新河辺交差点(ヒマラヤ周辺)で
美作方面へ分岐する。
なので、一方交差点〜津山駅前〜船頭町〜新河辺間は
3つの国道が重複している。

・岡山市にある出雲街道(津山街道)は、以前国道53号線だったので
岡山北バイパスができてからは、旧・53号と呼ばれることが多い。


五大北天まんじゅう(ごだいほくてんまんじゅう)

津山市にある菓子店「つゝや」のお饅頭。
甘すぎない餡子が、黒糖で出来た薄皮に包まれている。
薄く平べったい形状が特徴。
お店に置いてある商品は、このお饅頭のみ。
(バラ売りアリ。)

無添加のため、すぐに痛んでしまいますので
おいしいうちに食べないと、もったいない一品。
お土産、ご挨拶にもどうぞ。

さ行

すぎ茶屋まんじゅう(すぎちゃやまんじゅう)

御津郡建部町(現・岡山市)にあるうどん店「すぎ茶屋」で作られている
お饅頭。
薄皮で、中にはほんのり甘い餡子が入っていて美味。
甘すぎないし大きすぎないので、とても食べやすい。
お土産にも最適。

以前は津山市神戸にもありましたが、なくなってしまいました。
※神戸にあったのは「すぎうどん」でした。

なんか饅頭ばかりですいません。


瀬戸大橋(せとおおはし)

本州四国連絡橋の一つ。1988年開通。
下津井瀬戸大橋・櫃石島(ひついしじま)橋・岩黒島橋・
与島橋・北備讃瀬戸大橋・南備讃瀬戸大橋の6橋から成っており
瀬戸中央自動車道と、本四備讃線(JR)が通っています。

岡山―香川間に瀬戸大橋が架かっているおかげで
新幹線「のぞみ」が岡山駅に100%停まってくれるワケです。
瀬戸大橋がなかったら・・・絶対停まらないよ・・・悲しいけど。

た行

タイガースタクシー

岡山市内を走る、例の縞模様が施されたタクシー。
東和タクシー(株)さんの配車となります。
こちらでは1台しか配車されていないそうなので
見ることができたらラッキーです。


つちのこ

赤磐郡吉井町(現・赤磐市)を一時騒然とさせた生き物。UMA。
平成12年5月、町内の農家の方が草刈機で蛇らしき生物を
撃ってしまい、その死骸を近所の主婦が葬った、という
話を聞いた吉井町(当時)の課長某が、何を思ったか
それはツチノコに違いない!」とのたまい、それを掘り返し
川崎医大の教授に分析を依頼したのが事の発端だそうです。
赤磐市のホームページ内「謎の生物『つちのこ』を追え!!」
のコーナーは  必  見  で  す  
事件の一部始終を写真つきで詳しく説明してありますし
私的にかなりのツボです。ぜひ!!


トラちゃん田んぼ

美作市(旧作東町)にある田んぼ。
トラの顔や、THマーク、トラッキーなど
タイガースに関連した模様が浮き出るよう
違う品種の稲がキレイに植えられています。
かなりの出来で、毎年多くのタイガースファンや見物客が
訪れ、テレビや新聞等、多くのメディアで紹介されています。

過去、「トラちゃん」ではなく「ドラちゃん」
(ドラえもん)が出現したこともあります。

なんと、トラちゃん田んぼの公式ホームページもあります。

参考サイト:古代米のトラちゃん田んぼ・阪神タイガース頑張れ!

な行

未登録

は行

阪神タイガースショップ岡山

岡山市東古松にある、阪神タイガースの公認ショップ。老舗。
店舗は、おなじみのタイガースカラーで彩られ、かなり目立つ
たたずまいとなっております。
運営は、タイガースタクシーでおなじみの東和タクシーさんです。

最寄り駅:大元駅(宇野線)

ま行

燃えろ岡山(もえろおかやま)

’80〜’90年代の岡山県民スローガン。
「晴れの国岡山」よりも有名かもしれません。

私は小学生の頃、運動会で
燃えろ岡山音頭
なるものを踊った事があります。
歌詞も踊りも全く覚えていませんが、ただ一つ、当時の同級生達が
「燃え〜ろ  おっかやま  油をまいて〜♪」と、
とっても不謹慎な替え歌を歌っていたのは覚えています。


桃太郎(ももたろう)

岡山県最大にして最高の知名度を誇る人物。
言わずと知れた、超メジャー級昔話「桃太郎」の主人公。
紀元前、第10代崇神天皇の時代に、吉備津の国(今の岡山市)で
温羅(うら)という鬼を退治した吉備津彦命(きびつひこのみこと)が
桃太郎のモデルだといわれている。

県内では「桃太郎スタジアム」、「桃太郎アリーナ」、「桃太郎地鶏」、
「おかやま桃太郎祭り」、「桃太郎大通り」など、彼の名を冠する
施設、イベント、会社、商品などは枚挙に暇がない。
岡山県警のマスコットキャラクターだって、もちろん
警官のコスプレをした桃太郎。その名も「ももくん」。
岡山県のマスコットは、おかやま国体のキャラ公募で決まった「ももっち」。
(名前決定当時、「たまごっち」発売からすでに5年が経過していた。)
さらに「いぬっち」「さるっち」「きじっち」がいたりする。
なんかこの間、鬼のキャラ名を募集していたが
「おにっち」
とか安易な名前にならないかと不安になってはいない。
※「うらっち」に決まりました。

また、県内には吉備津彦神社、鬼ノ城、鯉喰神社、矢喰神社、鬼の釜など、
桃太郎伝説にまつわる多くの観光名所があったり、さらに彼がもっていた
といわれる「きび団子」が岡山土産の代表格となったりと、彼の存在は
岡山県の産業、観光になくてはならない非常に重要なものとなっている。

最近では、桃太郎の本当の出身地は鬼ヶ島もある香川県ではないかと
囁かれているが、それに危機感を感じている岡山県民は皆無である。
岡山から桃太郎を取り上げてしまったら、もう何も残らないので
香川県さん、愛知県さん、勘弁してやって下さい。


桃太郎ランド(ももたろうらんど)

実在しないにもかかわらず、岡山県で最も有名な施設。
しかし意外と「桃太郎ランド」を知っている岡山人は少ない。
かの有名ゲーム「桃太郎電鉄」に毎回登場する、ゲーム中最も高価な物件が
「桃太郎ランド」であり、しかもその物件が岡山近辺に位置しているため、
こういった誤解が生じたようです。

今のところ、実質的な「桃太郎ランド」は「鷲羽山ハイランド」では
ないでしょうか。


桃ガスタンク(ももがすたんく)

赤磐市(旧山陽町)にある、桃の配色が施されたガスタンク。
車道からも良く見えますが、なかなか近づけません。
日本テレビ「秘密のケンミンSHOW」の1コーナー「世界ケンミン遺産」
でも紹介されました。認定ならず。

や行

横綱まんじゅう(よこづなまんじゅう)

津山を代表する名物菓子。
ずっと昔からある、大変美味な饅頭。
全国的には「大判焼き」と呼ばれるジャンルのお菓子で
よく似たようなお菓子を見かけますが、ここの饅頭は
まず中の餡子が実に絶品で、そこいらのお饅頭とは
比べ物にならないおいしさです。
また、餡子も1kg900円で別売りされており
自宅でこの餡を使って、おはぎやぜんざいが楽しめます。

津山市京町にある「味よし(あじよし)京町店」にて販売中。
(駐車場はありませんのでご注意ください。)

ら行

未登録

わ行

鷲羽山ハイランド(わしゅうざん はいらんど)

倉敷市下津井にある、岡山県随一のレジャー施設。
瀬戸内海と瀬戸大橋が一望できる、ブラジリアンパークです。
入園料を払えば、園内のアトラクションは乗り放題です。
アトラクションの中でも、チューピーコースターはいろんな意味でドッキドキだし
スカイサイクルは、その見た目と名前に見合わずスリルと絶叫が味わえます。
中学生の頃、スカイサイクルに妹と2人で乗ったのですが、あまりの恐怖に
妹はサイクルをこぐことができず、後続車に追いつかれ、私一人で必死に
こいだという苦い思い出があります。

今のところ、実質的な「桃太郎ランド」といえる施設です。

その他

53号線沿いの車

岡山市北区(旧・御津郡御津町)に放置してある車。
旭川の河川敷に、Datsun 240Zっぽい黒い車が
もう20年近く野ざらしになっています。
夏は草が生い茂るので見えないのですが
冬になると、草が枯れて姿を現します。

数年前あの辺りは河川改修をしたので、もう無いかも。
まあ、名物ではない。


※撤去されてました。〈2010.4.21 追記〉

カモとたぬきがいるガソリンスタンド

岡山市北区(旧・御津郡建部町福渡)にあるガソリンスタンド。
かなり昔からこのガソリンスタンドでは、カモが2匹くらい
飼われ(?)ており、更にいつのまにか、たぬきまでもが登場していた。

旧建部町役場にほど近く、53号線沿いにあります。
南方面へ向かっていれば、信号交差点で赤信号にひっかかった時に
よく観察できます。


※閉店されていました〈2010.8.7 追記〉

車の運転がうまくなる会社

テレビ朝日「ナニコレ珍百景」で紹介された、かなりきわどい駐車場がある
津山市の住宅会社。
どれ位きわどいかというと、むき出しの水路の上に、タイヤ1本分の幅の板を
数本渡してあり、それがちょうどタイヤとタイヤの幅に合わせて
渡してあるので、そこに狙い撃ちして車を駐車するというきわどさ。

私も学生の頃、この駐車場を発見したときは驚愕しました。
「これ、駐車場・・・?」
どうも車を置きっぱなしにしているわけでもなさそうだし、
しかもバックで停めてあるし、どんな神業かと思いました。

今まで脱輪した人はいないのでしょうか?

ナニコレ珍百景公式HPにバックナンバーが載っています。(珍百景No.98)


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